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もし宇宙で宇宙飛行士が、亡くなったら?どうする?

2015/04/22 08:00
もしも、宇宙飛行士が宇宙で命を落としたら? 考えると恐ろしい「宇宙と遺体と移住」議論!(TOCANA )

■もし不幸にも宇宙飛行士が宇宙空間で亡くなったら...
NASAは2030年代に人類を火星に送ることを目標にしている。火星まで片道だけでも半年以上かかるため、往復では1年以上に及ぶ長期間のミッションだ。
前人未到の挑戦ゆえ、なにが起こるかはわからない。不幸にも宇宙飛行士が飛行中、あるいは火星に着陸、また滞在中に亡くなる場合もあるだろう。そのような事態が発生した場合、どのように対処するのだろうか。

遺体は亡くなった時から腐敗が始まってしまう。そのまま放置すると他の乗組員にとって健康上、または精神的な面で悪影響を及ぼす。

この重大な問題に鋭く斬りこんだ記事が『Business Insider』に掲載されたので読み解いていこう。

■宇宙で死亡したらどうなる!?

現在最も宇宙空間に滞在しているのは、通常6カ月間国際宇宙ステーションに行く宇宙飛行士たちだろう。
彼らは、出発前に健康チェックが徹底的に行っている。まず、NASAは宇宙飛行士が「死亡した場合の対処」よりも「死亡そのものを防ぐ」方に重点を置いているようだ。
実はNASAの正式なマニュアルにはないが、宇宙飛行士は"死"のような最悪の事態に対処する訓練を受けているという。
世界で最も経験豊富な宇宙飛行士のひとりとして知られるクリス・ハドフィールドは、自らの著書『地球に無事帰還するための宇宙飛行士の手引き』で「死亡事故シミュレーション」について述べている。
それは宇宙で同僚の飛行士が亡くなった場合、遺体をどのように処置するのか、遺族には誰がどのように伝えるのかなどを話し合う、ディスカッション形式の訓練だという。

NASAは火星へのミッションを計画し、マーズ・ワン(火星移住を計画している会社/現在詐欺疑惑が囁かれているが...)やスペースX(宇宙貨物の会社)のような民間企業も火星での居住を前提に活動している。
これからの時代、火星と地球との往復の最中に、要員が不幸にして死亡する可能性はけして低くはない。

SF映画のように遺体を「宇宙葬」として宇宙空間に放出すればいいという意見もあるだろう。
だがそれは国連の決議によって禁止されている。

もし遺体を宇宙空間に投棄すると、他の宇宙船に衝突する恐れや生物が生息する惑星があったとして、
そのようなところに遺体が到達した場合、地球外生物が寄生する恐れもあるためだ。

■宇宙では火葬じゃなくて"冷"葬?

宇宙飛行士が不幸にも宇宙で亡くなった場合、遺体をどうするか?
今のところその遺体をどのように処置すればいいのか適切な方法が見出されていない。
だが現状、もっとも興味深い案は、葬儀会社のプロメッサとNASAが共同で考案した  「遺体袋」案 だろう。

この計画では、寝袋に遺体を入れてロープを付けて船外に放出。船外で遺体はカチカチに凍り、ロープに引っ張られて激しく揺さぶられ、粉々に砕けてしまうというやり方だ。人道的見地から不満に思う人もいるだろう。しかし、地球上ではなく、何もない宇宙空間でのことだから、ある程度は仕方がない...と割り切ることも重要なのかもしれない。

さらに移動中ではなく、火星到着後に人が亡くなった場合、事態は複雑化する。マーズ・ワンはNASAも現地で作物を栽培する計画をしているため、人間の遺体を作物の肥料にしようなどという大それたアイデアもある。
しかし、これはとても受け入れられそうにない。NASAの生命倫理学者ポール・ウォルプ氏は「人間の遺体が作物を育てるのにいい肥料になりうるとは思えません。地球上でも人の遺体を肥料にしたなどというのは聞いたことがありません。
作物を育てるのに肥料が不足している地域もありますが、それでも人の遺体を肥料になんかしません。
人の遺体を何かの道具にしようなどとてもできることではありません」と語っている。ウォルプ氏の意見に同意する人が大半ではないだろうか。

死は人にとっての切実な問題だ。
ガーディアン紙のインターネット版に出ているマーズ・ワンの最初の移住(なんと永住!)に応募した人のビデオでは、「もし私が火星で命を落としたら」(If I die on Mars)と題されている。目を背けたくなることなのは間違いが、"人の死の問題"は火星へ出発する前に、もっと議論を深めていかねばならないのだ。

マーズ・ワン社が火星へ移住者を募ったところ、二度と地球に戻れないミッションにもかかわらず20万人もの応募があったという。彼らが火星行きを決意したいきさつが述べられている。

(文=山本睦徳/地球科学ドキュメンタリー作家)
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第二の人生の職場として、福祉関係のパートをしています。仕事の合間に小生の関心ある記事等をネットで探し、ブログにします。よろしくお願いします。

 

 

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