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日常診療でも見かけるユニークな病気の名前6つ(Square Logo All Aboutから)

2015/05/03 08:00
病気の名前はユニークなものもいくつか存在します。
日常診療でも見かけることがあるユニークな病気の名前6つについて解説します。

■1.病名が「犬」ではないのには理由がある:「猫ひっかき病」

日常診療でも見かけるユニークな病気の名前6つ: 「アイスクリーム頭痛」は正式な医学用語です。 「アイスクリーム頭痛」は正式な医学用語です
「猫ひっかき病」“cat scratch disease”という名前には理由があります。というのも猫から引っ掻かれることで感染することが多いからです。猫の約10%はバルトネラ菌という菌を保有しています。
この菌は猫にとっては常在菌のため症状はありませんが、人間が猫に引っ掻かれたり、噛まれたりすることで人間の体内に入ると「リンパ節の腫れ」や「発熱」をきたすことがあります。自然と治ることが多いのですが、症状が数週間~数か月と長引くもあります。ネコノミが媒介して犬がこの菌を保有していることもあり、犬から噛まれて発症することもあります。それでも病名は「猫ひっかき病」です。

■2.思春期のキスにはご用心:「キス病」

英語の“kissing disease”を日本語に訳した言葉です。伝染性単核球症ともいいます。キスなどで唾液の中にいるEBウイルスが体内に入り感染します。お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんが感染したことでも有名です。乳幼児で感染すると症状が出ないことが多いのですが、思春期での初感染の場合は「発熱」「扁桃炎」「リンパ節腫脹」などをきたします。
アメリカオクラホマ州の学校では集団発生を起こして、学級閉鎖に追い込まれたという事例もあります。肝機能異常をきたすことも多く、思春期の原因不明の肝機能異常はキス病である伝染性単核球症が原因のことも少なくありません。ただし、キス病が大事に至ることはあまりありません。

■3.足の「むずむず」で不眠の人が増加中:「むずむず脚症候群」

むずむず脚症候群は、じっとしている時に脚に不快な感覚があらわれ脚を動かさずにはいられなくなる病気です。レストレスレッグス症候群ともいいます。むずむず脚症候群は、日本では人口の約2~5%(20~50人に1人)に存在すると推定されています。
 「むずむず」により不眠になったり日常生活に支障が起こることがあります。原因は脚ではなく、実は神経に関連した病気と考えられています。むずむず脚症候群で悩んでいたら、近くの睡眠専門医や、睡眠障害を診ている精神科・神経内科に相談してみるといいでしょう。

■4.野生のハトの20%は病原菌を保有:「オウム病」

オウム病クラミジアという菌が人間の体内に入り込むことで発症します。オウムだけなく、インコやハトなど多くの鳥類がこの菌を保有しています。日本に生息する鳥類の約20%がこのオウム病に感染しているともいわれています。
鳥を飼っていなくても感染することがあり、2014年には川崎市の社会福祉施設の入所者ら計12人が感染したことを市健康安全研究所が確認しています。原因は、換気扇の外側にハトが巣をつくり、そのフンにより感染したものと考えられています。
鳥に接触後、1~2週間の潜伏期間を経て発症します。高熱や咳などのインフルエンザ様症状が起こり、時には悪化して肺炎になることもあります。鳥との接触などの情報がないと診断が難しいので、鳥を飼っている場合や鳥との濃厚接触がある場合には医師に情報を伝えておいたほうがいいでしょう。オウム病の原因であるクラミジア菌の治療には抗生物質が有効です。

■5.海外でも名前は“moyamoya disease”:「もやもや病」

日本で発見された病気で、欧米よりアジアに多い病気です。脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害です。歌手の徳永英明さんがこの病気を発症したことでも有名です。脳の太い血管が細くなったり詰まったりするため、血流が低下した太い血管の周りをたくさんの小さな血管で血液の流れを補っています。
脳血管造影の画像で、異常血管網が煙草の煙のように「もやもや」して見えることからこの病名がついています。血管が詰まる部位より「ウィリス動脈輪閉塞症」と呼ばれることもあります。
小児発症と成人発症があり、小児では「ラーメンを息で冷まそうとした時」などに一過性の脳血流低下が起こり、「片側の手足の麻痺」や「言葉の出にくさ」などがでたりすることがあります。成人では「もやもや血管」が細いため破れて、脳出血による「激しい頭痛」や「嘔吐」で発症します。脳梗塞や一過性脳虚血発作で発症した場合には、外科的な脳血行再建術が有効とされています。

■6.かき氷を食べて「キーン」となる痛み:「アイスクリーム頭痛」

かき氷やアイスクリームを食べたときにおこる頭痛を「アイスクリーム頭痛」“ice cream headache”といいます。医学用語ですので、かき氷で「キーン」ときても「アイスクリーム頭痛」です。頭痛の原因としては、次のようなことが考えられています。
強い刺激が急に加わると、三叉神経という頭部の神経で「温度の感覚」と「痛みの感覚」の混戦が起こります。強い冷たさによりのどの奥全体が刺激されることで、「冷たさ」を「痛み」として感じてしまいます。さらに刺激が脳に伝わる途中で、こめかみ側の神経などと混戦し頭痛と錯覚されると考えられています。
もう1つの原因としては、冷たいものを食べると一時的に頭の血管に軽い炎症が起こり、それにより頭痛が発症するというものです。この場合、炎症が起きてから数秒後に痛みを感じるので、冷たいものを食べて少し時間差がある場合はこちらの原因が高いといえるでしょう。

「アイスクリーム頭痛」を防ぐには、強い刺激を与えないようにゆっくり時間をかけて食べましょう。もしも頭痛が起きた場合は、冷たいものをおでこに押し付けて冷やすと効果的です。

【医療情報・ニュースガイド:今村 甲彦】
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第二の人生の職場として、福祉関係のパートをしています。仕事の合間に小生の関心ある記事等をネットで探し、ブログにします。よろしくお願いします。

 

 

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