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チーズを食べると認知症になりにくいってホント?( Square Logo All Aboutから)

2015/05/16 08:00
■高齢化と共に増え続ける認知症

認知症とは、「いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態」です。
高齢化と共に認知症は増加傾向にあり、65歳以上の高齢者のうち15%は認知症を発症しているといわれています。2012年時点では、認知症の数は約462万人に上ることが厚生労働省研究班の調査で明らかになっています。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。この代表的なものがアルツハイマー病で、認知症の約60%はアルツハイマー病といわれています。
アルツハイマー病に代表される認知症には十分な治療方法が確立されておらず、日々の生活を通じて予防する取り組みが注目を集めています。

■カマンベールチーズがアルツハイマー病の予防に有効

今回、東京大学大学院農学生命科学研究科とキリン株式会社、小岩井乳業株式会社は、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病への予防効果があることを確認し、さらにその中に含まれる有効成分として「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」を発見しました。
この研究結果は米国科学誌『PLOS ONE』(2015年3月11日号)に論文として掲載されています。
チーズなどの発酵乳製品を摂取することにより老後の認知機能低下が予防されることは疫学の分野では報告されていましたが、認知症への予防効果のメカニズムや有効成分はよくわかっていませんでした。
今回の研究により、カマンベールチーズがアルツハイマー病に効くメカニズムが明らかになってきました。

■カマンベールチーズのアルツハイマー病への科学的効果

アルツハイマー病の原因物質と考えられているものに「アミロイドβ」というものがあります。アミロイドβとはタンパク質の一種で、アミノロイドβは脳内に過剰に生産され蓄積すると老人斑とよばれる凝集体が形成されます。
アルツハイマー病の患者の脳には、多数の老人斑がみられることがわかっています。
今回の研究では、アルツハイマー病モデルマウスにカマンベールチーズから調整した餌を摂取させると、脳内のアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着が有意に抑制され、脳の炎症症状が緩和されることが確認されました。
さらに、有効成分としてカマンベールチーズに「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」が含まれていることを発見しました。
オレイン酸アミドは、脳内のアミロイドβなどの老廃物を除去する役割を担うミクログリアと呼ばれる細胞を活性化しながら抗炎症活性を示す成分です。
デヒドロエルゴステロールにも抗炎症活性作用があることがわかっています。これらの成分は、チーズに含まれる白カビの発酵過程で生成されたものと考えられています。

今回の研究により、カマンベールチーズによるアルツハイマー病への予防効果が科学的に裏付けられたともいえるでしょう。今後の認知症解明への進展にも期待が高まっています。

【食と健康ガイド:今村 甲彦】
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第二の人生の職場として、福祉関係のパートをしています。仕事の合間に小生の関心ある記事等をネットで探し、ブログにします。よろしくお願いします。

 

 

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